バースはイギリスの南西部、ロンドンからは100マイル(160キロ)ほど離れたところにある歴史的な都市です。ブリストルからは17kmの距離にあり、丘に囲まれた温泉都市で、町並みの美しく多くの文学作品の舞台にもなっています。人口は約8万人で、市のメインストリートの端から端までの距離が1マイル(1.6km)、市の端から端までが5マイル(8km)ほどの小さな都市です。
1世紀頃にはローマ人たちがバースの温泉を楽しみ、18世紀にはイギリスでも有名な休養地となり、多くの人々が訪れました。ちなみに英語でお風呂を意味する“Bath(バース)”は温泉都市であるこの地名が語源になりました。
バースへ行く
バースはイギリス南西部に位置しており、ロンドンの「Paddington(パディントン)」駅から電車で約1時間半で行くことができます。1時間に3本の電車がパディントン駅から出ています。またコーチ(高速バス)では、ロンドンの「Victoria Coach Station(ビクトリア・コーチ・ステーション)」から約3時間、ヒースロー空港からもブリストル経由で3時間〜4時間で行くことができます。コーチ料金は当日往復で12ポンド(2006年7月現在)となっています。
バースでの観光
ローマ浴場 (Roman Baths)
イギリスがローマ帝国の支配下あった頃、ローマ人はサウナのある大浴場を造り、女神ミネルバの聖地として神殿を建てたところです。
アッセンブリールーム(Assembly Room)
アッセンブリールームは“集会場所”という意味で、18世紀後半に造られ第2次世界大戦中に崩壊した建物を修復したものです。広いフロアに派手な内装と当時の社交界の一面を見ることができます。また内部にある博物館には、16世紀からの衣装の歴史が展示されています。
ロイヤルクレセント(Royal Crescent)
17世紀国王チャールズ2世が、小さな田園都市だったバース訪れ、以来社交場を作るなどバースの都市改造が始まり、その都市計画のひとつがこのロイヤルクレセントですの建設でした。「クレセント」とは“新月”を意味し、新月のような半円形の弧を描いたたて、もので、そのうちの一部が博物館となっています。博物館ではジョージ王朝時代の美しい内装を見ることができます。