ニュージーランドの専門学校は“ポリテクニック(Polytechnic)”と呼ばれ、全国に23校ありすべて国立となっています。専門学校という位置づけですが、学位課程を持つ学校も多く、また一定のコース修了者は総合大学へ編入できる制度を持つ学校もあります。大学と違い、論理的な内容よりは実践的な内容でカリキュラムが組まれ、卒業後は主に就職を目指す人が多く通っています。また在学生の年齢層も幅広く、会社勤めをしながらパートタイムで通っている人や、会社を辞め更なるキャリアアップのために通っている人もたくさんいます。
コースは数ヶ月の短期サーティフィケートコースから、1年〜3年のディプロマコースまで様々で、ツーリズムやホスピタリティ、またビジネス関連コースの人気が高くなっています。
必要な英語力について
各コースによって必要な英語力は変わってきますが、基本的にニュージーランド人と一緒に専門分野を英語で勉強するため高いレベルの英語力が必要になってきます。最低でも下記の英語力が必要になります。
IELTS 5.5以上、またはTOEFL IBT 71・CBT 197・PBT 530以上
学期について
ニュージーランドの専門学校では通常2学期制をしいていますが、短期コースなどは年間を通して入学日が設けられています。1年コースなど年単位のコースは大学と同じ2月に開始されます。
学費について
専門学校でかかる学費は、学校やコースの種類、コースの期間によって異なりますが、平均年間で NZ $5,000〜8,000 (約40万〜64万円)ほどかかります。
宿泊形態について
大学同様、ニュージーランドの多くの専門学校も学生寮を保有しています。ただし定員が決まっており、毎年ニュージーランド全土および世界各国からの学生が入学してきますので、入学が決まった時点で早めに申し込む必要があります。またホームステイやアパートなど希望にあった宿泊形態を学校側に依頼することができます。
コース修了後のオプション
専門学校では、各分野の専門知識や技術を身につけることができますので、取得した資格を直接就職に役立てることが可能です。また同分野であれば大学の学位課程への単位の移行もでき、ディプロマコースなど1年以上のコースを優秀な成績で修了した場合は、大学学部の2年または3年に編入することも可能です。
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